私が長男に選んだのは「牛革のランドセル」でした。
ただ、女の子だったら「クラリーノ」を選ぶかもしれません。
- なぜ男女で異なる素材なのか?
- ランドセル選びの決め手は何だったのか?
お店でプロの方と相談しつつ、選び抜いた結果をまとめておきます。
もくじ
そもそもどこで買う?通販?実店舗?
これは「実店舗」を選びました。
と言うのは、通販だと背負った感覚や、重さなどがわからないからです。
大人の私でさえ、通販で一目ぼれしたカバンを買ってみたものの、実際に持ってみたら「何これ重い!」という事態に遭遇したことがあります。
あとは、ネットでランドセルについて色々調べると、情報が溢れすぎていて訳が分からなくなった、ことも実店舗で選ぶこととに決めた理由の一つです。
ランドセルは牛革? クラリーノ?
さて、ランドセル選びにおいて、私たちが重視していたのは
軽くて丈夫なこと
でした。
教科書の重さで疲れやすくなってしまったり、男の子だから扱いが手荒くてすぐ壊れた…という事態になってしまっては困るためです。
そのため、「軽さ」と「丈夫さ」は外せないポイントでした。
このことをお店の人に訊いてみると…
「男の子なら牛革ですね」
と店員さんは言い切りました。
牛革とクラリーノを比べてみると…?
なぜ男の子だと牛革??と不思議に思いながら、牛革とクラリーノ、両方のランドセルを触ってみた感想は…
「クラリーノの素材の方が薄い!」
そうなんです。牛革とクラリーノを触り比べると、クラリーノはクリアファイルのようなペラっとした質感なのです。
逆に牛革はある程度固めで、押すと適度なしなやかさがありました。
一緒についてきてくれた義母からも
「…そういえば、小学生男子はランドセルを放り投げるし、ランドセルの上に乗ってたわ…」
という証言が出てきました。
薄いクラリーノ。横はつぶれないのか?
クラリーノが薄いと、「横」が潰れてこないのかが気になります。
お店の人に訊いてみると
「サイドは、補強してあれば潰れませんよ」
との回答。
ほとんどのメーカーでは横(マチ部分)の潰れを防ぐために芯材を入れているとのこと。
平成初期だと潰れている子もちらほらいましたが、現在では補強が進んでいるためまずない、とのお話でした。
牛革はやっぱり重い?
それでも牛革とクラリーノを比べると、牛革の方が200g重い、のがほとんどでした。
ですが、200gとは「教科書1冊分」。つまり、時間割によっては200gはすぐ変わります。
実際、両手に持って比較してみないとわからない程度の重さの違いでした。
余談ですがお店の人の話によると、20年前のランドセルは平均1700gあったとのこと。
クラリーノの重さは~1200g、牛革の重さは~1500g、と言うことを考えても、私たちが子供の頃よりもグッと軽量化が進んでいることになります。
これらの比較により、
多少重くても、丈夫さを重視するなら牛革
多少ペラくても、軽さを重視するならクラリーノ
とわかりました。
「天使のはね」があるランドセルはセイバンだけ?
よくCMで流れてくる「天使のはね」。肩部分がスウィングするということで親の私もかなり心ひかれていました。ただ、天使のはねシリーズは「クラリーノ」がメインです。
他メーカーの牛革だと、肩部分のスウィングは無いのかな…と思いながらお店の人に訊いてみると、「天使のはね」とされている肩部分のスウィングに関しては、ほとんどのメーカーで付けている。とのお話がありました。
両肩の動きが連動するもの、しないものの違いはあるそうですが、基本的にほとんどのランドセルでは「肩の付け根が動く」仕様になっているそうです。
となると、「天使のはね」にこだわらなくても子供本人にフィットしたランドセルを選べばよい話になります。
息子本人が選んだのは「牛革」
結果的に、我が家が長男に選んだのは
「牛革のランドセル」
でした。
決め手は
- 200gで得られる丈夫さ
- 本人の希望
です。
そもそも20年前のランドセルの平均重量が1700gですので、現在のランドセルは「全部軽い」と思っても良いのではないかと判断したためです。
ただ、やはり男の子ですので放り投げたり、ひっくり返ったり、上に乗ったり…と言うことが想定されたため、薄いクラリーノではなくてしなやかで丈夫な牛革を選びました。
もしこれが女の子であれば、それほど雑な扱いはしないと思うので「クラリーノ」も選択肢に入れたと思います。
まとめ:ランドセルは牛革?クラリーノ?
- 多少重くても、丈夫さを求めるなら牛革
- 多少薄くても、軽さを求めるならクラリーノ