子供の運動会などのイベントで使うポンポンを作ることになったパパやママ。子供のためとはいえ、一本一本裂くのは非常に面倒くさいものです。
ここでは、「ポンポンをキレイに手早く裂く」にはどうしたらいいかについて、まとめます。
もくじ
クシとハサミ、ポンポンの仕上がりはどのくらい違う?
ポンポンの作り方については、各ブログやサイトさんが非常に丁寧に紹介しています。
ここでは
という 面倒くさがり 効率を重視するあなたに向けて、ポンポンを手早く美しく裂く方法について紹介します。
さて、ポンポンを手早く裂くための方法としては、「クシ」や「剣山」、はたまた「掃除機で吸う」といった方法がネット上では主流です。
ですが、そういった道具を使うよりも「ハサミ」と「手」で裂いたポンポンが、最も手早く、かつ美しく仕上がります。
仕上がりの艶を分かりやすくするため、「黒」で作って比較してみたポンポンがこちらです。
向かって左がクシで裂いたポンポン、右がハサミで裂いたポンポンです。
左側がボリューム無くだらっと下がっているのに対し、右側にはボリュームと張りがあるのが一目瞭然です。
クシで作ったポンポン
今回ポンポンを作るにあたって使ったクシは、100均で売っているようなごく一般的なクシです。
ネットの情報にもあるように、「裂くときはクシで何度もとかすようにする」というやり方を忠実に守ると、こんな仕上がりになります。
これでも悪くはないのですが、一本一本の太さがまばらで、テープがしわくちゃです。
ちなみに、掃除機で吸って作った場合も、テープをかなりの吸引力で吸い込みながら作るため、仕上がりはシワになります。
ハサミと手で作ったポンポン
ハサミで裂く場合は、裂く前のスズランテープを10本ほどまとめて揃えて持ち、好みの太さに切り込みを入れて手で裂きます。
ハサミで裂いた場合の仕上がり拡大図はこちらです。
先程のクシで作ったポンポンよりもしわが少なく、太さも均一になっています。
実際に比べてみると分かりますが、実は振った時の音もそれぞれ違います。ハサミで作ったポンポンは、一本一本に張りがあるため、クシで作ったポンポンよりも「高く」鳴ります。
つまり、ハサミで裂いたポンポンの方が、振った時に明るい音がします。
クシとハサミ、それぞれのメリットとデメリット
実は、時間はどちらも「30分以内」でほぼ同じです。
ハサミで作ったほうが手間がかかる…と思われるかもしれませんが、クシで作ったポンポンは作る途中で抜け毛が多かったり、絡まった部分をほぐしたりとで意外と時間がかかるのです。
実際にクシとハサミ、両方でポンポンを作ってみた経験者として、それぞれのメリットとデメリットをまとめておきます。
クシで作った場合のメリットとデメリット
■メリット■
- 剣山やクシ、掃除機で作ったほうが、ハサミで作ったポンポンよりも細く糸のような仕上がりになる
- 一気に何も考えずに出来る
■デメリット■
- 抜け毛や絡まって千切れる分が多いため、仕上がりにボリュームが無くなる
- クシに結構引っかかるので「ああ!(引っかかった!)」という思いを5秒に1回はする
- 抜け毛の量がすごい(ハサミで作ったポンポンと比べて5倍は出る)
ハサミで作った場合のメリットとデメリット
■メリット■
- 抜け毛が少ないので、ボリュームと張りのあるポンポンが出来る
- 振った時にクシで作ったものよりも明るい音がする
- 全体的に太さが均一
- 実はクシで作ったものよりもチクチクせず、ハグしたときにやわらかい
■デメリット■
- スズランテープを一枚一枚揃える手間
- ハサミで切り込みを入れる手間
ポンポンをつくるならこの方法がオススメ
- 仕上がりの出来にこだわらない人・何も考えずに作りたい人は、クシや掃除機で作るのがオススメ
- よりキレイに作りたい人・同じ作業時間内でいいものを作りたい人は、ハサミで作るのがオススメ
我が家は子供が2人いるので、ポンポン作りはまだ続きます。ですが、今回の経験を経てこれからポンポンはハサミで切り込みを入れて手で裂こう!という決意ができました。なにしろ仕上がりが全然違うからです。