ある日、5歳の子供の頬が赤く、手や足に日焼けのような赤みが見られました。
「…なんかすごく日焼けしていない?」と、よくわからないまま皮膚科を受診した結果、子供は「りんご病」と診断されました。
我が家の備忘録として、発症までの経緯やその後の状況などをまとめておきます。
子供の症状について~我が家の場合~
ある日、プールを終えた息子を迎えに行くと息子の両頬が真っ赤になっていました。
プールの塩素でかぶれたのかな? と思いつつ、そのまま子供と家に帰り外遊び…。
が、外遊びを終えた息子の腕も赤い! 服の半そでから出ている腕の部分だけがムラになって赤くなっている…!
日焼け?? というかこんなに急にレース状のムラになる赤みって何????
服を脱がせて、子供をよく観察してみると
- 頬が「真冬の北国の子供レベル」で赤い
- 腕や太ももにレース状のまだらな赤みが出ている
- 身体は赤いのに、本人は熱もなく、歌って踊れるほど元気
- そういえば数日前、熱は無いけれど食欲がすこし落ちていて、咳をしていた
という症状がみられたため、小児科に行くことにしました。
お医者さんの診断は?
医者でも頬が赤い以外は元気な息子。待合室で絵本を読んだりしながら、とくにぐったりする様子はなく過ごしていました。
お医者さんの問診では
- 身体の赤みの具合と部位
- 扁桃腺の腫れの有無やのどの奥の赤みの有無
- 聴診器を当てての心臓や肺の音の診察
- 本人の元気さと平熱具合
等を見ていただき、「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」つまり「りんご病」であると診断されました。
お医者さんから言われたことは、事前に調べてきた小児科さんのサイトに書かれていたことと大体同じでした。
頬が赤くなる7~10日前に風邪の症状(潜伏期約1週間のあと、発熱、倦怠感、咳・鼻水、吐きけ・下痢、関節痛など)がある事が多く、その時にはうつりますが、頬が真っ赤になった時にはもうつらないことがほとんどです。
言われてみるとこの1週間ほど、
- 咳
- 鼻水
- 食欲が普段の8割程度
- 眠気
…という症状が少し見られました。
ただ、
- 熱を測っても平熱
- 頬が全く赤くない
- 本人が元気
なので季節の変わり目の体調不良?程度にしか感じていませんでした。
発疹がでるのは頬だけではなく、1~2日遅れて手や足・時には胸や背中にも網目状・レース状と表現される発疹がでます。この発疹は1週間位でひく事もありますが、その後も3週間程何回か出てくる場合や、一度出た発疹が長引くこともあります。
本人は当日中に頬や腕、脚に網目状(レース状?)の赤みが出ました。赤みは3日目くらいから少し引いてきて、4日目には赤みをほぼ感じない程度まで落ち着きました。
ただ、
運動:運動で体が熱くなったり日光に長くあたると,長湯と同じように赤みが長びきます.
とあるように、赤くなってから1~3日目くらいまでは、運動したり、日に当たったりすると赤みが強まりました。頬の赤みに気づいた初日も、プール後で赤みがはっきりと出ていたためかもしれません。
感染の危険はない=予防接種が打てる、ではない
実はこの日、子供はMR(麻疹風疹)の予防接種の予約日当日でした。
先生から「赤くなったらほぼ感染の危険はありませんよ」と言われたものの、本人の体調が通常とは異なることは明らか。予定していた予防接種は延期になりました…
幼稚園には登園許可証を出しました
りんご病についてよく知らなかったので、出席停止になるのかなとお医者さんに質問したところ、
★登園・通学の目安
頬が赤くなったときには、すでにうつる時期をすぎているので、元気であれば行ってもかまいません。ただし、あまり真っ赤な頬なら数日休ませたほうが無難でしょう。
と、同じ回答が返ってきました。
ただ、息子が通う幼稚園は「りんご病は登園許可証を出してください」という方針のため、お医者さんに登園許可証を一筆書いていただきました。
下の子にも感染
さて、上の子の頬が赤くなってから10日後、下の子の頬も赤くなりました。
ただ我が家の場合、下の子の方が赤みは弱かったです。手足の赤みも、「…赤いかな?」というレベル。
下の子の頬が赤くなる前に見られた症状としては、
- 鼻水
- ごくたまに咳
のみでした。
食欲も普段通り。外でよく遊びよく眠る。熱も36.6度と平熱でした。
それでもやっぱり頬は「熱を出したときのような赤さ」だったので、病院で見てもらいました。
りんご病は子供の頃にかかっておくと安心
ちなみに今回、ネットで症状を調べている時に一番衝撃的だったのはこちらの言葉でした。
“リンゴ病”は、はしか(麻しん)同様に一度かかるともうかからないのが特徴です。かかった事が分かった時点で、母子手帳の予防接種の後ろに記載するところがありますので書き残しておいて下さい。りんごの様なほっぺで可愛いので写真に残しておくのもいいでしょう。
“リンゴ病”は、大人になる前にかかっておきたい病気のひとつです。リンゴ病と分かった時にはうつらないのでしばらく頬が赤い状態を楽しんで下さい。
「りんごの様なほっぺで可愛いので写真に残しておくのもいいでしょう。」
「しばらく頬が赤い状態を楽しんで下さい。」
そうなの…!?
ということで
撮ってみました。