子供の誕生日やクリスマス。子供の喜ぶ顔が見たくて、大好きなアンパンマンやマリオ、ディズニーのキャラクターのケーキを用意したいものですが…オーダーすると3000~6000円までとかなりの高額!
と思って作ろうとしたものの、レシピはどれも難しそう…本当にレシピ通りに作ってうまくいくの? とお悩みのあなたへ。
ここでは実際にキャラケーキを作ってみた私が、キャラクターケーキを簡単&きれいに作るための5つのコツをまとめていきます。
もくじ
大前提として:キャラケーキ用チョコプレートの作り方
1:用意するもの
- 作りたいキャラクターのイラスト
- イラストに使用する色の板チョコ(ホワイト・ブラック・イチゴ・ミルクなど)
- 同、各色チョコペン
- 同、各色食用色素
2:イラストを準備・印刷する
まず、作りたいキャラクターのイラストを準備します。
今回、我が家の子供はマリオとルイージのケーキを希望していたので、ニンテンドーキッズスペースから塗り絵をダウンロードしました。
このイラストがそのまま仕上がりの大きさになるので、仕上がるケーキのサイズに合わせてサイズを拡大・縮小して印刷します。
3:イラストの上にシートを載せる
まず、イラストを平らな台(まな板やバッドを裏返したもの)の上にマステなどで固定します。
その上に下絵が透けて見える「シート」を載せて固定します。
この「シート」の素材は、作った後のはがしやすさで考えると
- トレーシングペーパー
- クッキングシート
- シリコンゴムシート
- ジップロックを切ったものなどの丈夫なビニール素材
などの「ある程度の強度を持ったしなやかな薄い素材」がベストです。
※サランラップは柔らかすぎてシワにもなりやすいため、使わないほうが無難です。
シリコンゴムシートは100均にもあるのでそちらでも代用可です。
4:下絵の線をチョコレートでなぞっていく
チョコレートを湯煎して溶かし、竹串やつまようじに付けて線を描きます。
湯煎は、玉子焼き用の小さめのフライパンにシリコンカップを入れ、その中で湯煎すると簡単にできます。
5:色付きチョコを乗せていく
下絵の上から塗り絵のように、色付きのチョコレートを乗せていきます。
色付きのチョコレートは、チョコペンやホワイトチョコ+着色料で用意します。
6:チョコレートで裏から補強する
最後にホワイトチョコレートを上から乗せて、「板チョコ」くらいの強度になるように、キャラクターを補強します。
上から乗せていって…
完全に覆います。
あとは冷蔵庫で完全に固まるまで冷やし、そー……っとはがすと完成です!
ケーキに乗せれば…はいっ!子供の希望通りのキャラケーキの完成!
キャラケーキを簡単&きれいに作るための5つのコツ
その1:下絵は「ぬりえ」から選ぶと描きやすい
キャラクターケーキでは、キャラクターのチョコレートのプレートを作ります。そのため、イラストを線でなぞって書く必要があります。この時、線の細いイラストを選んでしまうと後々ものすごく繊細な技術を要求されることになります。
子供用の塗り絵は線が太いので、チョコで線をなぞる時に非常に描きやすくなります。キャラケーキの下絵は、塗り絵から選ぶのが無難です。
その2:ホワイトチョコに着色料を混ぜようとしない
最初、市販の食品用着色料を購入し、ホワイトチョコに直に混ぜました。…ですが、このやり方だとうまく色が出ません。
なぜなら、私が使用していたものは「水溶性」の着色料だったからです。
パッケージにも「本品を少量のお湯で溶かしてからお使いください」との一文があります。
ですが、チョコレートはご存知の通り油性なので水分厳禁。水で溶いた着色料を混ぜることは出来ません。分離します。
チョコレートに色を付けるには、既にカカオバターに色素を溶かしてある、専用の着色料が必要となります。
加えて、ホワイトチョコレートは50度以上のお湯では分離します。上の写真ではお湯が沸騰しかけていますが、これは分離する原因なので悪い見本です。
ホワイトチョコレートに水溶性の着色料を混ぜる方法を調べてみると、
- マヨネーズと混ぜる
- サラダ油と混ぜる
と言った方法も出てきましたが、今回はもっとお手軽に色付きのチョコを用意する方法を採用しました。それは…
100均(ダイソー)の色付きチョコペンです。
赤・黄色・緑・青…と様々な色のチョコペンが出ていますので、これを必要な色の分、買います。1本100円なので大量買いもできます。
その3:一つ色を乗せたら一度冷蔵庫・冷凍庫へ
一色、色を乗せ終わったら一回一回冷蔵庫や冷凍庫でしっかりと固めると、色のズレを防ぐことが出来ます。
こちらの画像では、色が固まり切っていないうちに上からホワイトチョコレートを流してしまったため、枠線から色付きチョコがはみ出ているのがわかります。
その4:チョコはしっかりと溶かす
チョコは均一に溶かすことです。
一部で解け残りがある状態でシートに乗せてしまうと、均一にチョコレートがいきわたらず、部分的に穴が空いたりしてしまいます。
その5:色付きチョコは「塗る」のではなく「乗せる」
色付きチョコを塗るとき、左右に慣らして「塗る」と下の線も一緒にズレてしまうことがあります。
なので、色付きチョコは上から垂直に乗せて、表面の凸凹が気になるときは表面だけをならすときれいに仕上がります。
キャラケーキをきれいに作る方法まとめ
- 下絵は「ぬりえ」から選ぶと描きやすい
- ホワイトチョコに着色料を混ぜようとしない
- 一つ色を乗せたら一度冷蔵庫・冷凍庫へ
- チョコはしっかりと溶かす
- 色付きチョコは「塗る」のではなく「乗せる」