と悩んでいる人向けの記事です。
子供が法事に参加した年齢は当時2歳。男の子でした。
実際に着用した服装の写真を交えつつ、「失礼にならない子供の服装選びのポイント」を男女の子供別に解説していきます。
もくじ
今回の法事のシチュエーションについて
まず前提として。
これから紹介する服装で出向いた子連れの法事は
- 夏に行われた「祖父の17回忌」
- 法要といっても、メンバーは気心しれた人たちばかり
- 近い親族のみの全員で10人にも満たないアットホームな法事
でした。
その法事に際し、父の弟夫婦の方から「平服にしようよ」という話が出たため、手持ちの喪服ではなく、急きょ「法事の平服」を用意しなくてはいけなくなりました。
子供の服は赤や青といった原色しか持っておらず、慌てて無印良品でそれっぽい組み合わせを買ってきた結果、以下のような服装になりました。
「夏」に2歳男の子が法事で着用した平服はコレ
2歳男子(90センチ)に選んだ法事の平服はこちら↑です。
かっちりとし過ぎず、かといって法事という場面において失礼にならない範囲の服装。
法事後も私服として着用できるラフさがポイントです。
- グレーのポロシャツ
- 黒のパンツ
- 紺の靴下
順に服装選びのポイントを解説します。
グレーのポロシャツ
子供のトップスは綿65%とポリエステル35%の生地で、風通しが良く、汗がすぐに乾きやすいものを選択しました。
というのも夏場の法要だったからです。
実際、何度か汗をかいたり飲み物をこぼしたりして湿ったものの、夏場の気候では10分もしないうちにサラっと乾いてしまったので、買ってよかったと思います。
カラーに関しては、見た目さわやかな白地もありましたが、会食の席でドロッドロに汚れる危険性があったので、汚れの目立たないグレーにしました。トップスに白は使わない…は、小さいお子さんをお持ちのママさんは、結構心がけていることかもしれません。
ただ、いくら乾きやすいと言っても「化繊だとかゆくなる」という肌質のお子さんの場合は、こちら↓のような綿100%を選んだ方が良いです。
黒のパンツ
パンツは…これは割引表示が付いていて思わず手に取ってしまったので、とくにこだわりは無かったのですが、履いてみたらしっかりした素材なのに汗の乾きもよく、なかなか良い買い物をしたと思いました。
後で素材を見てみたら、綿75%とポリエステル25%だったので、夏用に作られた商品だったのかもしれません。ちなみに、このパンツはすこし大きめに作られていましたので、身長があと5センチ伸びても履ける気がしました。
靴下について
最後に靴下。これも無印で3足900円くらいで売っているものです。足の裏に滑り止めが付いているのが特徴。
靴下がロング丈とショート丈とあったのですが、ショートだと蚊にくわれる可能性やカジュアル感が出過ぎる気がしたので、ロングタイプを購入。
お寺の境内は板張りが多く、階段もつるつると滑ります。走ってはいけないことは重々承知していますが、万が一走って転ぶ事の無いよう、しっかりとした滑り止めの付いているものを選びました。
このすべり止め、一粒一粒が子供の指先ぐらいの大きさなので、かなりブレーキ効果があります。法事後にフローリングの我が家でも使用してみましたが、手持ちの靴下よりも「キュッ」としたブレーキがかかるので、よかったです。
補足:「2歳の女の子」が法事で平服を着るなら?
さてその後、我が家には女の子が生まれました。もしこの子に「平服」で法事に参加させるなら、こんな服を選びます。
つまり、「私服でも着られる、きちんと系のワンピース」です。フォーマルで選ぶとかっちりしすぎてしまうため、「私服でも着られる」ところがポイントです。
1000円台のプチプラだとこちら↓もいいなあと思います。
ノースリーブで寒そうならボレロを足して、アレンジも可能です。
「冬」の法事に子供を平服で参加させるならこんな服
今回は夏の法事でしたが、もし「冬」だったら?
あくまでも私の考えですが、平服での法事なので
- 日常でも着られる白かグレーのワイシャツ
- 日常でも着られる黒か紺のパンツ(女の子の場合はスカート)
- 日常でも履ける白か黒系の滑り止め付きの靴下
を選び、その上から寒さ防止で「カーディガン」や「ジャケット」、「ベスト」「セーター」などの防寒着を着せます。
■カーディガン一例■
■ジャケット一例■
■ベスト一例■
子供を平服で法事に参加させる場合、共通しているのは「法事だけでなく、日常でも着られる服」を選ぶ、ということです。
「法事の平服」大人は何を着るか?
さて、子供の服はこれで良いとして、次に大人です。
子供が平服で、大人がフォーマル…だとバランスが悪いことに加え、「平服での法事」から離れてしまいます。そのため子供だけでなく、大人も平服を選びます。
男性は白シャツに黒パンツ、で良いですが、女性はどうしましょう…?
先に結論を書いてしまいますが、私が着たのは、
- 黒いカーディガン
- 白シャツ
- 黒スカート
でした。
白シャツの上にカーディガン。下は黒スカート…という「黒い普段着」です。
そうなんです。詳しくは後述しますが、「平服」の基準って、家ごとにかなり違います。あくまでも一例としての「我が家流」はこれ、です。
ちなみに、なぜこの服になったかというと、単純に「親と相談した結果こうなったから」です。
「法事は平服で」と言われたらまず気を付ける事
まず、この法事の施主(=いろいろ取り仕切る中心人物)である父親に相談しました。すると、父自身は「白いポロシャツに黒パンツで来ることがわかりました。
ポロシャツです。ワイシャツですらありません。
今回の法事の施主が父なので、父(=施主)に合わせることが必要になります。その後、母にも相談しましたが、やはり母も喪服ではなく、グレーのブラウス+黒パンツを着てくるとのこと。
それならば、ということで私自身もこのような服装になりました。これに黒いストッキングと黒い靴を履いて完成です。
「平服での法事」の開催が決まったら、施主が何を着るのか確認して、その服装に合わせること
さて、法事に限らず、結婚式やお葬式といった、一族が絡んでくるものは、例外なくその地域や家ごとによって全くやり方が違います。今回の例でいえば、「平服」と一口に言っても、各家ごとに全く違っているわけです。
今回のことで、いろいろなブログやサイトを見てみても、
- 「そもそも喪服はダメ」
- 「平服とは建て前程度に聞いて、きちんと喪服で行く」
- 「黒を着ちゃダメ」
など、本当に皆さま言っていることが様々です。
でも、どれが違ってどれが正解、というわけではなく、家ごとにそれぞれの正解があるわけです。
なので、「法事は平服で来てね」と言われたら、まず「施主の服装に合わせる」ために「施主、もしくは信頼できる一族の年配者に相談すること」がベストかつ無難な対応になります。
ちなみに今回、私は「黒い普段着」という服装で行きましたが、正解でした。そもそも主催者がポロシャツを着てるので、喪服を着ていったら主催者の顔をつぶすことになるところでした(^^;
平服での法事で着る服のまとめ
- 子どもは「普段着でも着られる、きちんと系の服」を基本に考える
- 大人は「まず施主が何を着るか確認する」こと。
- 施主が普段着なら、系統と色合いを合わせる。施主が喪服ならその場合も合わせる。